大人の悩み相談ができる場所
新宿の思い出横丁、久しぶりに行ったら外国人だらけでした。
戦後の日本、みたいな雰囲気の狭くて人との距離が近い飲み屋さんがいっぱいある異様な空間が大都会新宿にぽつんとあるんですから、人気スポットになりますよね。
カメラ抱えた外国人だらけでした。お店の子も含めて外国人。日本人店主だけ。
ただ、実際そんなに安くないし、トイレは共同で汚いし、あんまり日本人はいないのも頷けます。一緒に飲みに行った人が思い出横丁行こう、と思い立ったのがきっかけでしたが、二人とも「うん、二件目はここ（思い出横丁）出よう」と一致しました。
古き良き日本の居酒屋の良さは、狭くて安くてという目に見える雰囲気ではなく、狭いことで生まれる普段交わらない他人との出会いや、暖かい店主との楽しい会話ですよね。
大人になると悩みを相談したいときに相手を選ぶようになりませんか。
知り合い、友人、恋人に相談するメリットもあるでしょうが、内容によっては全くの他人にしたいこともありますよね。
そんな時に行きたい場所がこじんまりとしたお酒が飲める場所なんです。
バーでも居酒屋でもいい。お酒は手段でしかなく、そこで静かにお酒を飲みながら緊張をほぐして、知らない人に人生の悩みを話したい。完全第三者目線での意見がほしい。
慰めてほしいわけでも、ほめてほしいわけでもなく、気を遣わない意見をもらうことで自分の人生設計を見直したい、または他人に包み隠さず話すことで自分の思考を整理したいんです。
30代というのは上の年齢の人からしたらまだ若い、と言われますが、市場によってはある程度熟しているか熟し具合の目処がついてきているころです。
しかも女性だと出産というイベントの期限も迫ってくる。今は出産願望なくても、本当にそうだろうか、いずれほしくなった頃にはもう産めない、とならないだろうか。少なからず人生に対して焦りが出てくる時に、同年代の友人や恋人ではなく、全くの他人や場所に心のよりどころがほしくなる夜があります。
それを求めてお酒を一種の手段として居酒屋へと吸い寄せられるんでしょうね。
前置きが長くなりましたが坊主バーに行きたい。
nakano-vowsbar.com 行きたい。中野遠いな。
